Logical Dreamer ~365days~

毎日欠かさず「夢」というバーチャル体験に溺れている女の、特に印象的だった物語を残す場所。夢日記。

【はじめに】

昔に戻れる薬

昔に戻れる薬というのを試すことに。
小皿に20ccほど入った
青汁のような液体を飲む。
 
間も無く意識が変わる。
 
小学6年生にもどる。
(実際の私ではなく架空の人間の過去)
大人びた脳内に、安堵の環境。
 
何をしたのかは思い出せない。
 

 

とにかく夢の中で
現実時間軸に戻った私は
奇妙な体験をする。
 
 
 
現実感がないのだ。
自分の人生なのに
まるでドラマを観ているよう。
 
 
 
ちなみにこのとき
何度か夢から醒めた。
 
アケミが友達を家に泊めていて
2人で出かける準備をしていたため。
 
本当の現実でも同じことが起きた。
主観、現実感がないのだ。
 
「ここは私という27歳の女が
親友とルームシェアしている処」
 
といった具合に。
ああ、言葉にしにくい。
 
脳内が、映画のフィルムの
フィルターにこもるような感覚。
自分の中に自分がボーッとして
覗いてるような。
 
 
 
ただ、
その感覚はとても心地よかった。
 
 
「場所」って
初めて来た時と
何度か慣れて来た時で
見え方のアングルが違うよね?
 
自分の中の
今まで観てきた景観パターン?
から初めて来た場を当てはめるけど
見慣れるとその「イメージデータ」が
書き換わるというかなんというか…?
 
 
これ本当に感覚のものだから
人になんと言っていいか分からない。
 
とにかく、
この体験はその感覚がリセットされて
見慣れた自分の部屋、人生までもが
新鮮に傍観できた。
 
はたからみるというのは
楽で楽しい
 
私の人生状況は客観視すると
思ったより魅力的に感じられたのも
嬉しかった。
 
夢の岸辺で、もう一度
沖へ漕ぎだしたい私は
ひたすらまだ暖かく残っている
微睡みに集中して身を任せた。