Logical Dreamer ~365days~

毎日欠かさず「夢」というバーチャル体験に溺れている女の、特に印象的だった物語を残す場所。夢日記。

【はじめに】

2014-09-04「メイヤーバードフライの朝」

女は山道の喫茶店の前で車を止めた。
そして突如3人を乗せた車に殺気が走った。
思わず外へ飛び出る。

女はガソリンをこちらへ撒こうとする。
男は逃げるよりも女と私に立ち向かい殺気を放ってくる。
私はガソリンがかからないように逃げることに精一杯だった。

 

なんとか飛び退り続けるも、
少しずつ体にまとわりつく恐怖の油は
すでに地面にビシャビシャと染み込んでいる。


ーーーここ忘れるーーー


女はいつの間にかリタイアしており
男の狂気と1対1で向き合っている
既に私の衣服と髪の毛(胸くらいのロングヘア)には
相当量のガソリンが染み込んでいる

「ヘヘェ!!髪の毛についたらもうお仕舞だなぁ!!」

男はジッポを使い
地面のガソリンの行く先にいる私に火を付け続ける

(いま考えたらマッチと違って
ジッポを地面に付けないといけず
大変不便なことである)


ーーーここ忘れるーーー


痺れを切らした男の手には拳銃が。
(最初から出せばいいのに)

必死で避けつつ近寄り、
拳銃を直接力技で奪い取るという暴挙がなぜか成功

呼吸をなんとか整える
何発残っているか分からない
1発1発しっかり狙っていく
狙いがブレないよう両手で銃身をしっかり押さえる

実際よりも相当軽かっただろうが
確かな重さがあったその引き金をひく

1発目ー。
男のこめかみにめり込む。
・・・が、まだギラギラとした眼差しで
微笑を浮かべながらこちらへにじりよってくる。

2発目ー。
男の眉間に風穴があく。
少しグラついたが、どういうわけか叫び声もあげない。
超興奮状態で人間のガードを超えてしまったのか・・・

心臓しかない。

3発目ー。
男が弾かれたように叫ぶ。

4発目。
2度目の心臓。
男は崩れ落ち、動かなくなった。


細い山道に佇む廃墟の喫茶店の前で
私はひとり、急な静寂に包まれた。


ーーーここ忘れるーーー


喫茶店
「メイヤーバードフライ」

白と赤を基調とした明るいレトロな内装はほぼそのままに
私はひとりその店を切り盛りしていた。

テラス席には地元のヤンキーたち。

テーブルに並んでいるのは
パッサパサで冷めた不味そうなスパゲッティと、
升目に9カットされた
チーズがトロトロのホワイトソースのピザパン。

ヤンキー、ピザパンを頬張りながら
「あっ、これ美味しい。」


私は「この店どうしたんですか」と
もし聞かれた時のために言い訳を考えていた。

「ここですか?実は祖母が残してくれた店で、
昔は伝統ある和食屋さんだったんですよ。
でも私が和食があまり好きではないし作るのも下手で///
洋食とコーヒーが大好きなので、変えちゃいました★」


ここで目が覚めましたとさ