2014-09-19 「世界の破滅と少年の怨みとグロ女優」
突如現れた要塞を討ち崩れ落ちた刹那、
地球は滅亡へ向かい始めた。
汚染された空気が所々にはびこり、
川には龍のような魚が豪速で疾走し、
人喰いネズミは街に氾濫し、
安らかに寝る所もない人々。
それでも水商売は闇稼業人相手に
荒みながらも営業を続けている。
ガラガラの店内に疲れきった顔の中年ホステス、
ボロボロに穴が空いたソファにタバコの吸い殻を詰めてゆくヤクザ。
既に数十本が詰められたまま放置されている。
そんな世の中…
この事態を受け廃校になった
母校である小学校に「彼」と2人で赴く。
「彼」・・・
架空だけど大事な人、
ただしノイズがかかったようにどんな人だったか思い出せない
ある少年との再会。
3人で懐かしく寂れた所々に
幼少期の思い出を重ねて、
なぜか恐ろしくもなった。
汚染された空気が満ちている
旧校舎の階段を上がり
「セ××××××」(思い出せない)
という教室に向かう。
その教室の前、見渡す廊下ごと、
気味が悪かった。
そして何かを思い出したように
少年の態度が変わる。
そう、何かとんでもないことが
過去にあったはずなのだ。
彼を狂わせた、トラウマが。
そしてそれに私たち2人も関わっていたような…
翌日20日、
少年が首を吊ったと知らされる。
責任を感じ、
なんらかして時間を戻し
もう一度19日をやり直せることとなる。
その一度経験した事実を知ったからか
どこか影を含んだ気弱な少年の表情。
今度はあの教室を絶対通らなかった。
少年は20日になっても自殺していなかった。
学友たちから彼の生存を聞いて
運命を変えられたことに
安堵する私だったが、
学友たちは晴れない表情。
聞けば、
少年は元々、既に
気が狂ってしまっているのだという。
勢いで殴り書きされた紙には
こんなことが書いてあった。
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あいつとあの女を
外から絶対安全な密室に閉じ込める
ただひとつ
あいつの尻の穴に
長いカニの足をただ1本
生やしてやるんだ
ただそれだけで生き続けるんだ
他の人間全員いなくなっても
あいつらだけそのまま生き続けるんだ
永遠に
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数年前の過去に小学校で何があったか
起きたときにはもう思い出せなかった。
ただ、私と彼に相当の恨みがあった。
とにかく彼が生きていた、
自殺する結末を変えられたことを
彼に知らせるためにメールしなきゃ…
と強く思いながら意識が現実に戻った。
※注※
この夢に出てくる「私」は
主観であり、現実の私ではありません
いやーー凄まじく生々しい夢でした。
あ、ちなみにこれ後編だった。
思い出せば、前編も相当やばかった
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↓
↓
明治か大正時代に
引き取られ虐待され
挙句の果てに達磨にされ、
最後は見世物として、
また何かの罰として
熱湯に入れられて茹で殺されることに
そこで
それが新作映画の撮影であり
同時にオーディション
だったことが判明する
知らされたのはクライマックス
分かったそこからは本気の演技をする
「私…まだ…何もしてないィィィ!!!」
とこの世の未練を泣き叫ぶ。
体が震えて涎を垂らす
★☆ 撮影終了 ★☆
最後に大御所俳優が耳元で囁く
「今までの子たちで一番良かったよ」
デビューから大作映画の主役をつとめ
これから女優としての輝かしい歴史が
幕を開けるんだわァアア!!!
…
…目が醒める
…現実の部屋の天井を眺めながら
が っ か り な
め ざ め