2012-10-03「ramoとTシャツ屋」
ramoが店長で500円のTシャツ屋をOPENすることになった。
ビルの角部屋で広い窓にダサいフォントでシンプルに
「500yen T shirts!」「NEW OPEN!」 と
でかい紙に印刷して外を歩く人のために貼ってた。
もうちょっとマシなのにしようよと言ったら
ramoいわく「経費削減」らしい。何が?
そして初めての客がきた。
おじいさんに近い白髪のやせたリーマンのオッサンだった。
オッサンすぐにTシャツ決めてレジに持ってこようとしたので
私は多分正式に店員というわけではなかったと思うけど手伝い気分でレジに飛び
「いらっしゃいませぇ!お買い上げありがとぉございます!商品お預かりします♪」
と、やってみたかったニッコリ営業スマイルをオッサンに投げる。
あとオッサンから手渡されたTシャツはなぜか既に丁寧に買い物袋に包まれていた。
私は疑うこともなく「おしるしだけしておきますね♪」 と
これまたよくあるようなセリフを放つ。ママゴトに酔う子供のように。
そして店のロゴも何も入っていないただの紺色のセロハンを
短く切って貼り付けようとして勢いあまってセロハンを10cm近くとってしまう。
すぐやり直そうとする。
しかし今度はセロハンの粘着がしぶとく、手からなかなか離れない。
やっと取れたもののまた数cmセロハンを取ろうとするも、粘着で手がもたつく。
見かねたramoが代わりにやってくれた。
オッサン、謎の上から目線の笑顔で店を出る際、
「生ける死体を見る!」という謎の名言ぽいことを言い放つ。
ramoがそれになぜかいたく感動しているが
私は気に食わず「そぉかぁ?」と怪訝そうにする
そのあとTシャツはやっぱ実際の企業とか作品とかの
コラボというかロゴが売れるから
許可取り?を頑張らないといけないよなぁーという話をしてた。